夏になるとカブトムシやクワガタを捕りに行くという人もいると思います。
これらもペットショップで買えるので、そこまで労力をかけない人もいるでしょう。
カブトムシよりクワガタの方がコアなファンが多いという勝手なイメージがあります。
今まであまり意識していなかったけど、息子と一緒に飼育してみようと思うお父様もいらっしゃると思いますので、初心者にもわかりやすく、簡単にまとめてみたいと思います。
クワガタの生態を知ることで、どんな飼育方法が適しているのかなどもわかると思うのです。
――ということで、早速クワガタの生態からまとめてみましょう。
目次
クワガタの生態
クワガタは全体の種類の2/3が東南アジアで生息しています。日本では39種類が分布しています。
クワガタは完全変態する昆虫で、卵から幼虫、蛹になってから成虫という段階を踏みます。
そして総じて森林のなかに依存するので、そこからどこかに移動するということはありません。
クワガタの幼虫期間は2年が相場ですが、飼育下の場合は1年で成虫になることもあります。
天敵の多くは鳥類で、続いてネコやタヌキやイタチなど、ヒキガエルなどにも捕食されることがあります。
日本で見られるクワガタは、オオクワガタ、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタなどがあります。
どれもクワガタ飼育経験がなくても聞いたことがある種類ですね。
幼虫はワインセラーで飼育するのが良い?
クワガタの幼虫をワインセラーで飼育?
にわかに信じがたいことですが、どうやらその方が良いようです。
では、どういう理由でいいとされているのでしょうか。
実は、飼育者の節約も関係しているようです。
夏場は暑いですよね……とくに昨今の日本の夏は毎年最高気温を更新しているくらいです。
暑いのはなにも人間だけではありません、クワガタも暑いのです!
幼虫の時期にワインセラーを使うと良いというのは、高温が続くと幼虫は成長しきらないうちに羽化してしまうので、それを阻止するための温度管理に適しているからです。
早い段階で羽化してしまうと、大きいクワガタの成虫ができないのだそうです。
温度管理をして幼虫をしっかり成長させる必要があるのですが、四六時中冷房をつけ、温度管理となると電気代がかさみます。
5000円ほど電気代がかさむらしいのですが、それを安いと思うか高いと思うかには個人差がでそうですが、家族数人で暮らしていると、本人がいないのに冷房つけっぱなしはやはり家族の顔色も変わるというものです。
そこで、ワインセラーの登場です。
物にもよりますが、小型のワインセラーであれば部屋の隅にでも設置できますし、冷房をつけっぱなしにした時の電気代と比べると1/10強くらいで済むそうなのです。
月数百円で済むのはとても経済的ですよね。
ワインセラーは温度管理も簡単ですし……
ワインセラー自体はそれ相応のお値段がしますが、毎年クワガタを幼虫から育てたいという人にはとても向いていると思います。
ワインセラーでの飼育の様子
ちなみに、冷蔵庫でもワインセラーほどではないが使用できるようです。
とはいえ、独り暮らしならよいですが共同の冷蔵庫に幼虫を入れた容器があるのはいい気はしないので、専用の冷蔵庫を用意した方がよいでしょう。
クワガタのアルビノ種の特徴
アルビノ種といえば、突然変異で色素が抜けホワイトカラーになるというのが有名です。
クワガタにもアルビノ種は存在していて、ホワイトアイになるそうです。
目が白いのです。
こちらです!
多くのクワガタの目は黒いですよね、それが標準です。
しかし、クワガタのアルビノ種はホワイトアイだけでなく、カラーアイも存在していそうです。
レッドやブルーというのが稀にいるようなのですが、アルビノ種の人気はホワイトアイなのだそうです。
クワガタは夜行性?
多くのクワガタは夜行性です。
まれに、昼行性のクワガタもいます。
クワガタに寄生する虫は?
ダニです。
ダニって人間にとっても嫌な存在ですよね!
しかも飼育者が環境を疎かにするからダニに寄生されるのではなく、自然環境にいるクワガタにもダニが付着、寄生しているそうです。
ほかにもコバエなどがわくらしいので、飼育下にある場合はとても注意をしなくてはいけません。
湿気を無くし乾燥したり、ダニとりマットを使うというのもよい方法です。
電子レンジや冷凍でダニ撃退する方法もあるようです。
その際は、飼育中のクワガタはほかの容器に移し替えてあげましょう。
まとめ
温度管理にワインセラーは目からうろこ情報でした!
クワガタやカブトムシに限らず、温度管理が必要な生き物や植物などにも使えそうですよね。
また、幼虫時期の成長具合で、成虫時の大きさが変わってくるというのもはじめて知りました。
確かに大きいクワガタの方が高値で売られていますし、迫力があってかっこいいですよね~
ということで、クワガタの幼虫にはワインセラーがとてもオススメである……ということでした。
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→コクワガタの幼虫の飼育方法についてわかりやすく解説