コヨーテと言えば、遠吠えは有名であり多くの人がご存知の事と思います。

しかし、その生息地などについてはよく分かっておらず、日本でも生息が確認されていない事から、実際の鳴き方や鳴き声などを知っている人は少ないと思います。

今回は、コヨーテの鳴き声は甲高い?またその生息地や動物園で見られるのか?について解説いたします。

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目次

コヨーテの生息地

コヨーテはネコ目、イヌ科、イヌ属に属する哺乳類であり、オオカミとは近縁関係にあります。

生息地は、元々アメリカ北西部にいた動物ですが人間が進出したことでの環境の変化や天敵であるオオカミが減退したことで生息地を広げた為、極地を除いた北アメリカや中央アメリカのパナマ西部など広範囲に分布します。

生息地は、主に森林や草原、又はその茂みなどで生活していましたが、様々な環境に適応する事から砂漠地帯や湿地帯と生息地を広げ、エサを求めて人間がすむ農耕地や都市周辺地でもみられるようになりました。

現在では、フロリダ、ニューイングランド、カナダ東部でよく見られると言う事です。

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コヨーテの鳴き声は甲高い?

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コヨーテの鳴き声などはよくテレビなどで聞くこともあり、オオカミのような遠吠えをする事は多くの人に知られています。

その鳴き声は、サイレンのように明け方や夜の暗闇に「ワオォ―――――」と高く震えるように鳴くため、かなり遠くへ響きわたり不気味な感じさえ受けるものですが、オオカミよりも甲高く短い事が特徴です。


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また、コヨーテはイヌ属であり、学名が「latrans」、つまり「やかましく吠えるもの」の意味でもある為、イヌのように「キャンキャン」と甲高く鳴くこともあり、この両方の鳴き声で自分のテトリーを守ったり、仲間との絆を深めたり、または意志を伝えたりしているようです。

人間の鳴き真似であつまるってほんと?

コヨーテは一匹が鳴き始めると他のコヨーテも次々と続いて鳴き始める習性があり、その鳴き声はオオカミと言うよりも犬に近く、甲高い声で1~2分ほど続くため、かなり騒々しくも感じます。

そこで、人間がコヨーテの鳴き声を真似るとどうなるのかと言う実験を行ったのですが、世の中には器用にコヨーテの鳴きまねをする人がいるもので、森の中でコヨーテと同じように甲高い声で遠吠えをしたところ数十秒して数匹のコヨーテがどこからともなく鳴き声をかえしてきたと言います。

しかし、鳴き声だけで集まる事はなかったですが、実際コヨーテとの意思疎通のようなものが成された事は確かなようです。

できれば、コヨーテがどんな意味に捉えて鳴き声をかえしたのか通訳してくれると面白いのですがね。。。

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日本の動物園で見る事ができる?

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そんなコヨーテは日本には生息していない為、生息地に旅行した時や動物園でしか見る事が出来ませんが、日本国内でコヨーテを飼育している動物園は以下の3か所になっている為、是非会いに行って見てはいかがでしょうか!


・大阪市天王寺動物園(2016年・終了)
・福山市立動物園(広島県)
・徳山動物園(山口県)



大阪市の天王寺動物園では2016年にコヨーテの展示を終了しており、他の動物園も同じように変化している場合もあるため、念の為に動物園に問い合わせる事をお薦めいたします。

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キツネとは仲間?

キツネはコヨーテと同じイヌ科の動物であり、北半球全土に広く分布し日本でもキタキツネやホンドキツネは有名なところです。

大きさは生息する場所によって様々ですが、北アメリカのキツネはコヨーテの半分ほどの大きさで姿かたちはコヨーテよりも犬の方に良く似ています。

しかし、オオカミやコヨーテのような遠吠えの習性はなく、状況によって様々な鳴き声を使い分けており、甲高く鳴く場合はメスの求愛行動の時だけとされています。

また、イヌ科であってもネコ科の習性を併せ持ち、俊敏な動きの他に木登りも得意です。

生活は、単独、ないし家族単位で行動するため、イヌ科では珍しく群れを作らない特徴があり、コヨーテのような犬との間に繁殖能力をもち子供を産むと言う事は出来ません。

このように知れば知るほど魅力的で謎めいているキツネですが、昔から賢い事で知られておりキツネに纏わる神話なども多く、それは日本だけでなく世界中にも存在しており、人間との関係が深い事を物語っています。

まとめ

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コヨーテはオオカミと同じイヌ科の生き物でオオカミとは近縁関係にあり、オオカミの亜種になります。

しかしオオカミは人間の進出による環境の変化や家畜を襲う事で狩猟されるなどして数が減退し現在では絶滅に瀕していると言われています。

一方、コヨーテはイヌとの間にも繁殖能力を持ち、子供を作る事ができることから様々な種類のコヨーテが世界中の広い範囲で生息し群れで生活しています。

以前まではオオカミと言えば、遠吠えを聞いただけで多くの動物たちは恐れたものですが、現在の遠吠えのほとんどはコヨーテの鳴き声といえるほど数が多いようです。

その食性も雑食性であるため、森の中以外に都市周辺をうろつくコヨーテもおり、家畜を襲ったり、時には人間をも襲う事もある為、危険性の高い動物とも言えますよね。

同じイヌ科の生き物ではキツネも存在しますが、キツネはコヨーテのように犬との間に繁殖能力を持たない為、子供を作る事はせず狭義の繁殖形態を守って生きています。

どちらが賢いかわかりませんが、昔イギリスでキツネ狩りが行われた事が今度はコヨーテ狩りにならない事を念じたいものです。

以上、コヨーテの鳴き声は甲高い?また生息地や動物園で見られるか?についての解説でした。


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