本州などで暮らしている人にとってはちょっと珍しい沖縄などに生息しているシリケンイモリは、ペットとして飼育もされています。ペットショップで見かけて気になった方もいるのではないでしょうか。

日本の固有種であるシリケンイモリの飼育方法はどのようなものなのか、まとめてみたのでご紹介いたします。

シリケンイモリとは?

沖縄諸島や奄美群島で広く分布しているシリケンイモリですが、沖縄ではアカワター、ソージムヤーと呼ばれていたり、奄美大島ではイボイモリなども含めた呼称としてチョウチンブラ、ソチムラという風に呼ばれています。

名前の由来は、尻尾の形状が剣のような形をしているからだとされています。主に、湿度の高い森や草地などに小川や池で生息していますが、陸上にも出て活動をします。

体の大きさは10~15cmほどで、野生のシリケンイモリは昆虫やミミズなどの動物を食べて生活しています。

また、テトロドトキシンという毒を持っていますが、保有量は生息環境で変化をするため弱いものもいれば若干強めのものもいるようです。お腹の部分が派手な赤やオレンジ色をしているのは、毒を持っている生物特有の警戒色として機能しています。

ペットとして飼育されるようになったこともあり、捕獲や交通事故のため生息数を減らしており、環境省からは準絶滅危惧種に定められている。

本州などでは珍しいシリケンイモリですが、沖縄などでも野生の姿はなかなか見ることができないようです。

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シリケンイモリの飼育方法や必要なものは?

シリケンイモリ 飼育



シリケンイモリの飼育にはガラス水槽はもちろん、プラスチック製の容器または、衣装ケースなどでも飼育が可能です。大きさは60cmほどのサイズであれば問題ないでしょう。

水槽として見栄えの良いのは断然ガラス水槽なので、観賞性を高めるのでしたらガラス水槽での飼育をオススメします。

水槽内は基本的に陸地と水場に分け作成しますが、オキナワシリケンイモリやアマミシリケンイモリは水の中で主に生活するため、水の量を多めにするのが良いでしょう。

流木や石などをレイアウトしたり、そこへコケやウィローモスを生やして設置するのも、より自然に近づくためシリケンイモリがストレスを感じにくくなるでしょう。

水の汚れを防ぐためにろ過装置や、動きを出して腐らせないためのエアレーション装置も必要となります。

それでも水質は悪化してしまうので、1週間に1度ほどの頻度で掃除をしてあげて下さい。水は全て交換するのではなく、半分を捨て半分を新たに足して、水質が著しく変化するのを防ぎましょう。

水温は20℃以下、28℃以上にはならないように保って欲しいので、温度の変化が激しい夏場や冬場などは、ヒーターやクーラーを使って水温を調節してあげて下さい。

ヒーターの付近は高温になるため、シリケンイモリが近くに行くと危険なため、カバーされているものを購入すると良いですよ。

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シリケンイモリの具体的な餌は?

シリケンイモリは、イモリ専用の人工飼料や、小魚やエビ、コオロギ、ミルワームといった生餌も食べます。

人工飼料だけでも飼育は可能ですが、生餌は食いつきも良く栄養価も高いので、おやつ程度に与えてあげてみて下さい。

頻度としては、2日に1回ほどで大丈夫です。ただし成長期である幼体の飼育であれば1日1回与えて下さい。子供のシリケンイモリは食べた分だけ成長しますので、しっかりと餌を与えてあげて下さいね。

シリケンイモリの平均的な寿命や販売価格は?

シリケンイモリの価格は、アマミシリケンイモリだと1000円前後で購入ができます。比較的安価ですが流通量が少ないため、ペットショップで販売されていないことが多いです。

購入したい方は、爬虫類専門のショップやネット通販などを利用してみるのも良いでしょう。

寿命は比較的長めで10年以上は生きるとされています。特に長生きをする種類のアマミシリケンイモリだと30年生きる個体もいるとのことです。

飼育環境により、寿命は変わってくるので水温や水質に気を付けて長生きさせてあげて下さいね。

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シリケンイモリを飼育する際の注意点は?

シリケンイモリはテトロドトキシンという毒を持っているのですが、それほど強くないため触るのは大丈夫です。しかし、必ず触った後はせっけんで手を洗うということを徹底してください。

特に子供いる家庭での飼育には気を付け、できれば触らせないのが無難でしょう。

シリケンイモリの飼育の様子

まとめ

シリケンイモリ 飼育



シリケンイモリの飼育は、一般的なアカハライモリととても似ているので、イモリを飼育したことがある方なら問題なく飼育ができますし、初心者でも比較的簡単です。

実はシリケンイモリは1週間何も食べなくても生きていけるほどタフなので、どうしても家を空けなくてはいけない場合などにも対応できます。

餌は大丈夫でも、飼育環境は汚れてくるのであまり長い期間の放置はやめて下さいね。飼育を始めた以上は、責任を持ってお世話してください。

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