モルモットと言えば、実験用のネズミと言うイメージを持つ人は多いと思いますが、ペットとしての歴史も長く様々な品種改良も行われてきました。

その為、種類が豊富であり毛色や毛の長さなども様々にありますが、中でも頭部のつむじ(ロゼット)が特徴でもあるクレステッドモルモットはご存知ですか?
一般的にモルモットと呼ばれるものはイングリッシュモルモットを指す事が多いですが、クレステッドモルモットはイングリッシュモルモットの品種改良種である為、良く似ており同じ短毛で穏やかな性格から飼育がしやすいと人気があります。

今回は、そんなクレステッドモルモットの性格や販売価格、寿命などについて解説したいと思います。

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生態?

クレステッドモルモットは、ネズミ目(ゲッパ歯目)、テンジクネズミ科、テンジクネズミ属であり、イングリッシュモルモット(ノーマルモルモット)の品種改良の為、野生種は存在しておらず、穏やかな性格や短毛の毛質もイングリッシュモルモットに良く似ています。

唯一違う点をあげれば、頭部につむじのようなロゼットと呼ばれる冠毛がある事が特徴的であり、つむじの部分が逆立ったように見える事から名前の由来にもなっています。

また、クレステッドモルモットにはアメリカ系とヨーロッパ系の2種類の種類が存在します。

それらの特徴は以下のようになります。

・アメリカ系

つむじ(ロゼット)の部分のみが白く、身体には白い模様はありません。

・ヨーロッパ系

身体の色に関係なく頭部のみにつむじ(ロゼット)がありカラーバリエーションが豊富です。



基本的には臆病である為、警戒心が強い事から人に懐くまでは少し時間が必要ですが、一度懐くと喜怒哀楽を全身で表現するほど愛くるしく、特に機嫌の良い時はポップコーンジャンプと言われる行動をよくとるようです。

体長は、オス・メス共に20cm~30cm位、体重はオスの場合は900~1200g、メスが700~900gと鼠の中では比較的大きい種になります。

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飼育方法や必要なものは?

そんなクレステッドモルモットを飼育する際は、以下のような物が必要になります。

・ゲージ

基本的にはウサギ用のゲージになりますが、サークルや水槽、又は衣装ケースなどでも代用できますが、掃除のしやすさや通気性の良さを考えるとゲージが良いと言えます。

・玩具

回し車などは運動不足やストレス解消に役立つ為、用意してあげましょう。
また、かじり木などを用意することで、ゲッ歯目特有の歯の伸びすぎを防ぐことができます。

・給水器

発汗機能を持たないモルモットは、尿を排泄することで体温調節を行っている為、毎日新鮮な水を用意することは大切な事です。
水入れをゲージ内に置く場合は、衛生的にも悪くひっくり返される事もあるのでボトルタイプの給水器を用意しましょう。

・牧草入れやエサ入れ

主食が牧草である為、常に用意することが必要になります。

また、床材として入れておくことも良いですが、古くなった物は早めに取り除き、常に新鮮な牧草を入れておくことが大切になります。

エサ入れは、補助食としてペレットフードや種子類などを入れるのに必要であり、ゲージにひっかける物が良いでしょう。

・温度計・湿度計

モルモットは元々南米の地域に生息していた動物である為、高温多湿の環境には弱い生き物です。
また、寒暖差にも弱く湿気を嫌うため、温度や湿度の管理は大切です。
温度:17度~24度
湿度:40~70%

・ブラシ

時々、ブラッシングを行う事で皮膚病や血球症などの予防にもなり、飼い主とのコミュニケーションも持てる事から必要な物になります。


これらの他にトイレなどもありますが、モルモットの場合はトイレをおぼえない為、特に必要な物ではありません。

その為、至る所に糞や尿をまき散らす為、こまめな掃除が必要です。

また、ゲージ内ばかりでなく時々外に出してあげる事も大切であり、特にクレステッドモルモットは嬉しいときなどの感情表現をポップコーンジャンプで表す為、ストレス発散のためにも時々出してあげるようにしましょう。

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具体的な餌や与える頻度は?

クレステッドモルモット 飼育



先ほども記述した通り、モルモットの主食は牧草である為、毎日新鮮な牧草を入れてあげる事が大切です。

また、自分でビタミンCを作る事が出来ない為、補助食としてペレットフードや野菜、又は果物などを定期的に与える事が必要です。

その頻度や量ですが、草食動物は食餌をコントロールして食べる事が出来るので与えすぎても食べ過ぎる事はないとされています。

その為、1日当たりの目安としては成長期の場合は体重の8%、成体の場合は6%の量が適量になります。

与える頻度としてはペレットフードは朝と夜の2回であり、特に夜行性の生き物なので夜の方を多めに与えるようにします。

その間の間食としては野菜や果物を与えるようにします。

この事からモルモットは他のペットよりも食欲旺盛な事が分かりますが、食べ残した物はその都度取り除き毎日新鮮な餌を与えるようにしましょう。

餌の時間を一定にする事でモルモットも人間も生活のリズムが整い無駄も省ける事になります。


クレステッドモルモットの飼育の様子

販売価格や販売場所は?

モルモットの種類は多く、その毛質や色などでも価格は変動しますが、平均的な価格は、2000円~3000円である事が多く、一番高い価格では40000円位の種類もあります。

因みにここで紹介しているクレステッドモルモットの場合は、イングリッシュモルモットより高めの10000円程になります。

また、初めて購入する場合はペットショップが良く、店員さんの様々なアドバイスを聞くことが出来るため失敗も少ないようです。

その他にはブリーダーから直接購入することも良いと言われています。

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平均寿命や病気になったときの対策は?

クレステッドモルモットの平均寿命は、だいたい5年~6年とされており、飼育環境や個体差などでも寿命に影響がありますが、中には10年以上も生きる種類もいる為、飼う場合は最適な環境を作る事が大切になります。

しかし、どんなに気をつけていても生き物である以上、病気になる事は避けられませんよね。

特にモルモットの皮膚は人間とよく似ている事から、皮膚疾患に罹りやすいと言われています。

罹りやすいと言われる病気は以下の通りです。

・皮膚病

毛ダ二、シラミによる皮膚炎が多いとされており、また顧問周囲に糞尿が付着して発症する皮膚炎も多いようです。
清潔を心がけてあげましょう。

・尿石症

カルシウムの多い餌を与える事で発症しやすくなり、特に4歳頃からが多いと言われています。
餌を与える前に内容成分などもチェックする事が大切です。

・ビタミンC欠乏症

体内でビタミンCを作る事が出来ない為、不足すると歩行困難になったり、関節の異常なども見られます。
その為、ペレットフードのような栄養バランスの整った餌を定期的に与える事も必要です。

・歯の病気

ゲッ歯目特有の歯の伸びすぎが起きます。
また、歯の成長バランスが乱れると片方だけが伸びる不正咬合も発症する為、胃腸障害の原因にもなります。
その為、かじり木などや硬いナッツなどを時々与える事が大切です。

・熱中症

夏の暑い日は熱中症に罹り死んでしまう事もあります。
その為、水槽のような通気性の悪い入れ物は特に夏場は避ける事が良いようです。


これらの病気に罹った場合は、食欲がなくなり動きも悪くなる為、普段と様子が変だなと思ったら早めに動物病院を受診するようにしましょう。

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繁殖は簡単?

モルモットの繁殖は高く、2か月で成体になり一度の出産で多くの子供を産むため、里親などの準備が必要です。

また、生後7か月までに出産経験がないと産道に骨が出来てしまい、1歳以降の初産になると死に至る場合がある為、注意が必要です。

飼育する際の注意点は?

テンジクネズミ属の一種でもあるクレステッドモルモットは温和で飼育しやすく、その愛らしい姿などからペットとして広く飼育されており、寿命が5年~6年と
比較的長い事から毎日の生活が出来るだけ楽しいものになるよう飼い主としての注意が必要です。

不衛生にすることで皮膚病を発症しやすくなる為、ゲージ内を清潔に保つ事が大切であり、バランスよく新鮮な餌を与える事が必要です。

また、ストレスも病気の原因になる為、時々ゲージの外に出し、広い空間で人間とのコミュニケーションを深めてあげましょう。

更には、毎日観察して不調の早期発見に努める事も飼い主としての責任だと言えます。

まとめ

クレステッドモルモット 飼育



クレスモルモットは、イングリッシュモルモットの品種改良によって作られた動物であり、穏かで大人しい性格は良く似ています。

違う点は、頭部の部分につむじのようなロゼットがあるのが特徴的です。

また、喜怒哀楽を身体全体で表しポップコーンジャンプなどを見せてくれる事から、時々ゲージの外に出して飼い主との触れ合いを深める事も出来ます。

寿命が5年~6年と言われていますが、飼育環境が整っていれば10年くらいは伸びるとされている為、最適な環境作りが重要になります。

以上、クレステッドモルモットの性格や販売価格、寿命についての解説でした。

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